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アンケート作成時のコツ

アンケートをいちから作成しようと思うとき、どんなことに注意してよいかわからないことがあると思います。
データ入力株式会社では、アンケートの作成、回収、入力、集計に関わってきた経験から、回答者が迷ってしまうポイント、入力者が入力しやすくなるポイントなどをアドバイスしています。
下記に少しですがポイントを記載しましたので、よろしければ参考にして、よりよいアンケートの作成に役立てていただければと思います。

設問には設問番号をつける

設問番号をつけることによって、回答する人が今どのあたりの回答を行っているかを意識しやすくなります。似たような内容の設問が続いた場合などに、回答する人や入力者が今どのあたりの回答を行っているのか迷子になることがあります。
もちろん集中してよく読めばわかることですが、より少ない労力で進められることはアンケートに回答する負担を減らします。また、入力者も入力中に迷子になることが減り、入力ミスも減る傾向があります。入力後、誰かに設問の内容やその集計結果を伝える場合にも、「何番の設問の回答が・・・」と伝えることができ、正確に簡潔に伝えられます。

選択肢に選択肢番号をつける

選択肢番号は、回答者というより入力者や集計者にとってありがたい情報です。特に選択肢が多い場合に、入力者は11番目の回答だから11、のように入力します。このとき、選択肢のあたまに11の数字が書かれていれば、入力しやすく、ミスも減ることは容易に想像できると思います。

※ 稀に回答者に数字を意識させないためにわざと選択番号をかかないという場合もあります。その場合も、もちろん対応は可能ですのでお申し付けください。

一つを選択してほしいのか、複数選択してほしいのかをすべての設問に明記する

単一選択を想定してつくった設問に複数回答する人があらわれてしまうと、集計を行う際に、その回答を無効回答とするかどれか1つを選ぶという作業が必要になります。せっかく回答者は複数該当することを正確に伝えたくて複数選択したのに、それが無効扱いされてしまうのはもったいないことです。そういった状況を防ぐために、あらかじめ、ひとつを選んでほしいのか、該当するものすべてを選んでほしいのか、を設問の一つ一つすべてに記載することをお勧めしています。選択するべき個数が明記されていると回答する方も答えやすくなり、集計する際にも漏れることなく集計に含めることができます。基本的には単一選択になるはずだが、多少複数該当がありえる人がいるかもしれないなと思う設問には、「いちばん該当すると思うものを1つ選んでください」と書いておいたり「該当するものを3つまで選択してください」などとして、複数該当するなと思う人も、選択しやすいように一言書き加えるとよいと思います。

裏面がある場合、裏面があることを明記する

両面印刷のアンケート用紙で、裏面があることに気づかず、表面だけを回答して終了してしまう人がいます。意外といるんです。せっかく回答してくれているのにもったいないことです。そんな状況を防ぐために、表面の最後に「(裏面へつづく)」などといった文言を記載しておくと、裏面の回答漏れを大きく減らすことができます。

一部の人のみ回答する設問がある場合は、次の設問がわかりやすいよう案内をつける

前の設問の回答に「はい」と答えた人のみに回答してもらいたい質問のような場合で、案内が分かりにくいと、「いいえ」と答えた人も回答してしまう、という現象が多々起こります。こういった状況を防ぐために、設問の文章には『Q1で「1.はい」と答えた方にお聞きします。・・・・』のように書き加えると思いますが、その際に、前の質問の選択肢に次の設問の案内を書いておくと、間違いが起こりにくく親切です。矢印で誘導するのも効果的です。

例)
Q1.アイスクリームは好きですか?
1.はい(Q2へ進む)   2.いいえ(Q3へ進む)
Q2.(Q1で[1.はい]と答えた方にお聞きします)下記の中では何味のアイスクリームが一番好きですか?
1.バニラ  2.チョコレート  3.ストロベリー 4.抹茶  5.その他(      )
Q3.コーヒーは好きですか?
1.はい   2.いいえ

その他

その他にも注意したい点です。

・ページ番号をつける
・インデントをつけ、質問文と選択肢が分かりやすいようにする。
・一部の人のみ回答する設問がある場合は、次の設問がわかりやすいよう案内をつける。
・集計を意識して選択肢を用意する。
・自由記述欄には罫線をひいて、書きやすくする。
・自由記述設問は、なるべく選択設問にできないか検討する。
・FAXで回答してもらう場合は、設問全体を1枚に収めるようにする。
・アンケートの責任者、問い合わせ先を明確に記載する。